発売20周年記念「ビート」専用純正アクセサリ、その1

 人が多くてまともな写真が撮れなかったのだが、この車には発売20周年記念「ビート」専用純正アクセサリが装着されているのだ。20年ぶりの純正部品発売とはなんとうらやましい。





 20周年記念で発売される純正アクセサリには、スカイサウンドコンポとスピーカー、スポーツサスペンション、フュエルリッド、フロアマット、ハーフボディーカバーにエンブレムがある。
 まず展示されている車の詳細を見ていく。何を気にしているかというと、20年前の車だという点だ。いろいろな部分がやれてしまって、まともに装着できない可能性を懸念している。こういう観点で、20年ぶりに発売される純正部品とはいかなるものか、見ていきたい。
 展示車両は公道走行可能な車で、その走行距離は約3万キロ。相当程度がよく、また大事に乗られてきた車と言える。



 スカイサウンドコンポが取り付けられた内装。オリジナルの旧スカイサウンドコンポのデザインを踏襲しつつ、機能は現代の「ビート」ユーザーにマッチするUSBメモリーデバイスに対応するのだそうだ。さらに別売りのオプションコードの追加で iPodやiPhoneに対応し、ディスプレイでiPod/iPhoneの動画を再生することや、ビデオカメラ等にも接続することが可能とのこと。
 ちなみに、発売20周年記念「ビート」専用純正アクセサリのページにアクセスすると、右下にある左斜め後方から撮影したインパネの写真が確認できると思う。このホンダのHPにある写真と下記左の写真とを比較すると、シフトレバー左に見えるコンソール上の傷が一致することから、同一車両である可能性が高い。



 スカイサウンドコンポの性能をカタログから抜粋すると・・・

●[モニター部]駆動方式:TFTアクティブマトリクス方式/画面サイズ:4.3インチ/画素数:280,800画素(400×234×3)
●[アンプ部]最大出力:30W×4
●[FM部]受信周波数範囲:76.0MHz〜90.0MHz(step:100kHz)/実用感度:12dBμ/周波数特性:20〜15,000Hz/S/N比:55dB/高周波歪率:1%以下(1kHz)
●[AM部]受信周波数範囲:552〜1629kHz(step:9kHz)/実用感度:28dBμ/S/N比:50dB/高周波歪率:1%以下(400Hz)
●[AUX入力部]周波数特性:20〜20,000Hz/最大入力:750mV/インピーダンス:47kΩ以上
●[USB/IF部]USB規格:USB1.1/2.0/最大供給電流:1A/MP3デコーダー:MPEG-1/2Audio Layer-3準拠/WMAデコーダー:Windows Media Audio準拠/AACデコーダー:AAC-LC形式”.m4a”ファイル
●[重量](本体のみ)850g
●[定価]64000円(取り付け時間は、驚異の0.7h)
●スカイサウンドスピーカーは、別売りで33,000円


 では実際にはどのように取り付けられているかというと・・・スカイサウンドコンポのベゼルは灰色なのだが、微妙に色が異なっているのと、シボが明らかに異なる。艶も違う。やはり走行距離が短く大切に扱われた車とは言え、20年の月日の流れは大きい。もっというと、程度の悪い車だったら、ちゃんと取り付けられるかどうか微妙ということだ。



 別角度から見たところ。矢印部分を見てもらえればわかるとおり、ここに至っては完全に色が違う。スカイサウンドコンポのベゼルとの色違いを目立たせないようにするため、センターコンソール部分のサイドパネルを全取り替えした可能性もある。



   スカイサウンドコンポを装着したビートはABCミーティングにて拝めると思うので、機会があればより詳細に見ていき、純正品として成立するレベルにあるのかどうか見極めていきたい。