S8Pの下回り
アルファの部品を多用して作られたというS8P。下回りを見ていくとともに、ルーチェロータリークーペの下回りと比較したい。
フロントロアアーム部分を拡大したところ。ドライブシャフトが見えないが、ちゃんとついているそうだ。
リア部分。ガソリンタンクが見える。ついでに言うと、へこんでいる(笑)。
反対方向から見たところ。スペアタイヤを入れるスペースもちゃんと用意されている。
興味深いのは排気管。テールパイプの内側は赤く塗装されていることがわかる。なぜこんな色で塗装したのかよくわからない。火気厳禁(笑)?
なおダミーのため、排気管はエンジンルームまで延びていないとのこと。
リアのブレーキ部分。サイドブレーキワイヤーが見えるが、サイドブレーキはきかないとのこと。おそらくダミーであるためと思われる。
後方から撮影した、前方方向の下回りの写真。一部排気管のようなものが見えるが、それではないらしい。
ここからは変って、ルーチェロータリークーペの下回りを見ていこう。S8Pと比較してほしい。
フロントのロアアームは形状が全然違う。ドライブシャフトもよく見える。
燃料タンク、スペアタイヤの入るスペースも、位置が異なっている。
排気管は、当然ながらエンジンルームまで延びている。
以上見てきたとおり、外側はそっくりなのだが、下回りは全然違っていることがわかった。使用されているパーツが異なるため当然といえば当然なのだが。
S8Pのレポートはこれでおしまい。車本体は企画展終了後早々にマツダへ返却したそうだ。S8Pにまつわる謎はまだ多いが、最大の謎はいまだに資産としてマツダが保有していることかもしれない。何のメリットがあるかさっぱり分からないためだ。