マツダS8P 外観、その1
これがマツダS8Pだ。確かにルーチェのプロトタイプと言っていいほど似ている。
簡単なスペック。注目はやはりエンジンで、400CC×2ローター。しかも1プラグ/ローターという仕様。が、これで驚いてはいけない。このエンジン、木でできたモックアップだったのだ。が、エンジン自体は本物がついているかのような出来栄え・見栄えであり、当時のデザイン検討モデルの作り方が見えてくる。エンジン本体については、次回紹介する。
フロント正面。照明が暗かったためボディーの色が分かりにくいが、灰色がかったちょっと濃い目のシルバーだ。
真横。リアがちょっと下がり気味で、個人的には、シトロエンDSのような印象を持ってしまった。
注目すべきはフロントのエンブレム。ジウジアーロデザインのものと思われる。こんなロータリーのエンブレムは初めて見た。
リア。このデザインも初代ルーチェによく似ている。テールパイプが見えるが、これもダミー。木製エンジンの出来がすばらしかっただけに、もしエンジンが完成すればポン付けして走ることができるようにしてあるのかと思ったが、そうではなかった。
次頁からは、詳細部分を見ていく。