中国の人が持つ驚異の日本語能力

 先ほどの絵本と一緒に、「日本語検定」の問題集も一緒に買った。日本人だと悟られないように買った。そして問題集を見て私は震撼した。問題がとてつもなく難しいからだ。これと同じレベルのことを英語でされると、私ではとても歯が立たないだろう。

 買ったのは3級の読解。中国での日本語検定は1〜5級まであるそうで、1級が一番難しい。



 また読解に加えて文法やらなにやらといろいろある。



 私が震撼した理由は、3級の問題と1級の問題を比較すると、その難易度が同じように感じたからだ。ちなみに中国の人に言わせると、1級の方がむずかしいらしい。
 まずはこの問題。3級だったらこの程度でしょうと納得する難易度である。


 次からいきなり難易度が上がる。もし猫の世界像を英語で語られたとしたら、私にはさっぱりわからないだろう。でもこれを正答してしまうのである。



 この問題文に至っては、日本語で何がいいたいのかさっぱり理解できん。



 下の問題文を、文学的表現そのままに英訳しろと言われたら絶対できません。



 事態を複雑化させた犯人は誰だ、という設問の方が適切かもしれない問題。



 これが3級の問題である。同じ3級でも、英検の3級とは桁違いに難易度が高い。前述の通り、1級の問題集もみたが、難易度がさほど変わらないように感じられた。これをこなすのだ。恐るべし中国人。


 次回は、中国の自動車雑誌を引用という形で紹介し、さっぱり理解できない中国自動車市場の理解を深めてみたい。