クーペのアンテナの位置

 古い車はいろいろと謎めいたことが発生する。ここで取り上げたいのはラジオのアンテナの位置。個体によって異なっているのだ。
 まずラジオが無い仕様。当時、車にラジオが付いているというのはすごいことだったらしい。



 これはラジオ付き仕様。左のフェンダーについている。



 一方、助手席のフロントガラス前にアンテナが付いている車もあった。



 かと思うと、ラジオのアンテナが取り付けられる位置に、ブラインドキャップがしてある車もあった。



 前述の通りラジオは高級品であったため、後付けされたことも考えられる。「仕様は予告なく変更されます」ということも多々あっただろう。そうこうする内に、何が本来の姿だったのかがわからなくなる。AZ−1にいたっては、どれが本物のMSVなのか既にわからない状況なのだが(爆死)、正しい姿を後世に伝えるよう努力しておかないといけない。