ナンバープレートの取り付けネジ

 まず最初に、非常に細かい点から見ていきたい。それはナンバープレートの取り付けネジだ。ここから面白い物が見えてくる。下の写真のクーペは大阪ナンバーである。



 注目したいのは、ナンバープレートの取り付けネジ。ネジの頭に「大」と刻印してある。これは大阪を表している。当然登録地によってネジの頭に書かれている文字が異なる。



 一方、下の写真は現在のナンバープレートの取り付けネジ。極普通のネジだ。昔はネジ一本にもこだわりがあったことを伺わせる。



 ごく普通のネジといっても、実は今でも地方によって異なっている。金色のネジは広島のネジ、銀色は中国地方でいうと広島以外のネジだ。どっちが良いかというと、銀色の方。金色はすぐに錆が出る。



 車を登録しにいくと、二種類の長さのネジをくれるそうだ。短い方は外車用。外車に長いネジを使うと、ネジの先端がフレームに当たるのだそうだ。



 驚くべきは九州で、ネジの材質は全県ともステンレスなのだそうだ。またネジの長さも三種類あるとのこと。長期間同じ車に乗っていると、こういう点での変化に気がつきにくい。皆さんの登録地でのネジを比較すると、いろいろ違いが出てきて面白いかもしれない。