デカールと塗装

 最初に紹介したいのは、説明書にあるデカールの貼り付け位置。デカールには純正オプションのステッカーや、MAZDASPEEDのステッカーも準備されているのだが、貼り付け位置が指定されているのはボンネットにあるAUTOZAMのエンブレムやナンバープレートのみ。



 どこに貼るのかあえて書かない、貼るべき場所を知っている人だけが作っても良い、という作り手を選ぶプラモデルだ。



 と思ったら、余ったデカールは好きなところに貼ってくれという、なんとも投げやりな説明がしてあった(爆死)。



 余談だが、マツスピのバンパーをつけることでラジエターが丸見えになる。ノーマルを見たときに、なぜラジエターをつけなければならないのか不思議に思ったのだが、これもまたMSVのモデル化を念頭に置いたものだったのだ。



 これはMSVに使用する塗料。このキットでは、ボディカラーはシルバーと指定されている。



 シートの塗装だが、青でも赤でもよいとある。ボディーがシルバーなんだから、青が正解である。



 ホイールには色指定がない。タイプLのホイールにはもともと色が付いているのでそのまま使えばいいのだが、TE37はどうするべきなのか説明がない。



 色指定がこんなんだから、バンパーは全部ボディー色(シルバー)で塗装するよう指定してあるんだろうなあと思った。実車にはバンパー下にウレタンのチンスポがあるのだが。箱の絵にもそれは描かれている。



 よくよく見てみると、なんと黒で塗装するよう指示してあるではないか。こんな細かいところを見逃さない点はすごい。



 MSVのレポートは、これでおしまい。次に出るCARAやM2にも期待しよう。
 今までの傾向からすると、CARAは基本的にノーマルと同じで、別ツリーとしてバンパー及びフォグが加えられるものと思われる。箱絵にあるようボディーカラーは赤と思われる。
 M2はMSVと同じように、ボンネット・バンパー・リアウイングなどが1つのツリーとなったものが入ると思われる。ヘッドライト及びフォグともMSVと同様にボンネットへ接着するタイプとなるのだろう。気になるボディーカラーは、順当に行けば白、意表を突けば黒になるか?? いずれも実車の純正色として存在するが、今まで箱の絵には描かれたことのない色である。