ロケ地

 ロケ地はご存じ東京タワー。どんな感じで撮影されたかというと、下の写真で示すように、東京タワーの足下から動き出したAZ−1が右折して、所さんをはじめとする皆さんの前に走っていき停車するというもの。



 が、非常に困難な操縦を要求するロケだった。理由は以下の通りである。
1.コントローラーとAZ−1が最大で約40mも離れてしまうため、ステアリングを切り始めるポイントがつかみにくかった。
2.東京タワーの足が邪魔になりAZ−1が直接目視で確認できなかった。というか、ラジコンで操縦しているということを最初から紹介しては面白くないので、操縦者はカメラに写り込まない位置にいなければならなかった。
3.ロケ地が上り坂だった。つまり坂道発進に近い状態になるわ、エンストしないよう通常よりもアクセルをふかしつつ、かといってふかしすぎて暴走させることなく・・・といった細かいアクセルワークが必要だった。
4.東京タワーが強力な電波を発してラジコンの受信機に障害を起こすためか、うまくコントロールできない一帯があった。悪いことに、そこは操縦者がカメラに写り込まない位置だった。

 実際の車の軌道は下の衛星写真のようになる。この写真は若干古く、車の通った箇所が工事中になっている。



 クラウンが駐車しているあたりが、上の写真の工事中の箇所に相当する。



 放映では見えてこない厳しい条件の中、ロケが敢行された。所さんたちがいる時間は決められているので、リテイク無しの一発勝負である。