概要

 今回は広島市交通科学館主催のモーターフェスティバル2010に乗っかったかたちで開催した。理由は毎年行ってきたネタが尽きたからである(爆死)。モーターフェスティバルをネタにしたのだ。またモーターフェスティバルと同時開催にすることで、多くの来場者をABCミーティング会場・ブースに呼び込み、「我々の生き様」を見せつける狙いもあった。

 また、今回のテーマは「我々の生き様を見よ!」。これを短く表すなら、20年も前の軽自動車(ゴメン、コペン除く)に好きこのんで乗ること、その苦難を記録として残して多くの人に開示することだ。単に集まってうだうだする従来の無益なミーティングに対するアンチテーゼでもある。
 集まった車は過去最大の200台。本家の九州ABCには遠く及ばないが、Finalを飾るにふさわしい台数となった。




 裏話になるが、Finalのミーティングの開催日時は急遽決められた。モーターフェスティバルの話が8月上旬にやってきたためだ。ネタに困っていた我々(私?)は、例年の11月頃開催を待つことなくモーターフェスティバルに乗っかって開催することを提案し、1ヶ月で準備・開催となった。
 またABC広島の基本方針として「黒字は出しても赤字は出さない」というものがあった。そのため若干ながら累積の余剰金があった。モーターフェスティバル側からはブース用のテントを貸すから協賛金を出してほしいとの提案もあった。「我々の生き様を見よ!」を多くの人に開示できるのと、余剰金の有益な活用方法ができたことも、モーターフェスティバルに乗っかった理由である。


 Finalではいろいろな実証実験も行った。いやできる環境が整った。有益な車のミーティングを開催使用とする人の参考とするため、実験事例と検証結果を紹介しよう。

1.多くの人が集まるイベントに便乗してミーティングを開催する。
 ミーティングは単独でやるより、何かのミーティングに乗っかった方が準備も楽だし多くの人に見てもらえる可能性が高まるため。これは、まあ成功。

2.車に興味のない人にも楽しんでもらえるような施設で行う。
 奇特な車を保有することに理解を示してもらうためには同伴者への配慮も必要という理由だ。この点についてはTipoオーバーヒートミーティングでも述べられている。そこでミニ遊園地も併設するマリーナホップでおこなった。ここでやると、本格的な走りのイベントはできなくなるが(サーキットではないため)同伴者への配慮は可能となる。
 実はマリーナホップでABC広島を行うという案は前々からあった。が、施設利用料の高さからあきらめていたのだが、今回結果的にマリーナホップでできることになった。さて肝心の同伴者への配慮だが、いろいろ用意してもあまり活用されていなかったようだ。つまり車のミーティングに同伴者への配慮の必要性は薄いという結果となった。

 2の点については、Tipoオーバーヒートミーティングでもあまり意味がないということが証明されたので、規模が違っても答えは同じなのだろう。念のため言うと「奇特な車を保有することに理解を示してもらうことへの同伴者への配慮」は、この方法は効果的でなかったということである。


 次頁からは会場に集まった車を紹介していく。