コンロッド・クランクシャフト

　サンエスK1で洗浄したコンロッド。洗浄前は例の如く問題ないように見えていたのだが・・・




　なんかもう錆が発生していた。



　ピストンピンの部分にも錆が発生していた。




　真鍮ブラシでこすってみたら落ちた。恐らく他の部分も真鍮ブラシを使えば問題ないレベルになるだろう。




　ピストンピンは、ご覧の通り焼けたような色をしていた。写真中央に濃く変色した丸い部分があるが、これはコンロッドに開いているオイル用の穴と一致していた部分である（上のコンロッドの写真参照）。




　半分だけバフ掛けしてみた。綺麗に落ちた。ピストンにもコンロッドにもスムーズに入ったため、使えるだろう。




　クランクシャフトに錆が発生した部分があった。




　バフ掛けしたところ、修正できた。





　以上、消化剤がかかったエンジンを復活させるべく種々検証してきた。感じとしては、消化剤の影響が大きく出る吸排気系は修正が困難だが、オイルが付着している部品はなんとかなりそうな感じだということが分かった。

　教訓：車載用の粉末式消化剤が売られているが、これは使用すべきではない。少々高くても窒息させる方式の消火器がよい。

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