オマケコーナー

 ここでは中国の紙幣を紹介しよう。前にも紹介したが、通貨単位は「元」。日本では「げん」と発音するが、中国では「YUAN」という発音になる。ドルは数字の前に$と書かれるが、元の場合は日本の円(YEN)と同じく¥となる。日本円と同じ記号が他の通貨で使われているとは知らなかった。そのため、特に高級デパートにいくと、日本人向けに日本円の表示をしているのか、それとも中国通貨での販売なのか紛らわしかった。




 いずれの紙幣も表は毛沢東だけ。日本で言うなら全て聖徳太子だけがデザインされたような通貨だが、裏面はそれぞれ異なっている。毛沢東は滅茶苦茶なことばかりやって、結局中国の発展を他国に比べて大幅に遅らせてしまった張本人なのだが、それでもなお紙幣や天安門広場に肖像画が掲げられているのは、良くも悪くも毛沢東がいなければ今の中国は存在し得なかったためとのこと。




 いろいろな国の言葉で表記されている。国際的国家であると言わんばかりだ。




 紙幣の印刷技術はその国の印刷技術を表すと言うが、中国はどうなのだろう??




 ちなみに中国の人の中国通貨に対する信用度は低い。ホテルで1万円札を元に両替してもらっていたのだが、いつもくれるのがピン札。これを普通の店で使おうとすると、偽札かどうか入念にチェックされる。汚い札ほど世間の信任を得たという証拠になるのだろう、ノーチェックになる。


 今まで中国で売られている車を中心にしてみてきた。では中国で売られている自動車雑誌にはどんなことが書いてあるのだろう?? 次回からはそれを見ていく。が、その前に、散々中国の車ばかり見てきていい加減飽きてきたので、嗜好を変えて中国のアニメ雑誌を見ていく。中国のアニメ雑誌と中国の自動車雑誌を比較することで、中国の自動車雑誌の抱える問題点をあぶり出していこうというわけだ。