20周年ミーティングのチケット

 限定車を紹介したコーナー。車は各オーナーの持ち込みである。あまりに種類が多いため引いて撮影した写真のみであとは省略!




 といいつつも、1台だけ紹介しよう。この車、今回の最多走行車なのである。






 その距離、なんと63万キロ。




 エンジンは1回交換したそうだ。ただし寿命が来たための交換ではなく、オーバーヒートしたための交換とのこと。10万キロで寿命が近づくF6Aとはさすがにエンジンの出来が違うね。
 どういった状況でオーバーヒートしたかというと、ラジエターが割れて冷却水が漏れだしてオーバーヒートしたとのこと。ロードスターのラジエターは一部プラスチックで出来ているのだが、これが熱によりどんどん変色していき、最初は黒だったものがカーキ色っぽくなり、最終的には白へと変色して割れが生じる。AZ−1でいうところの、タービンの冷却ホースが裂けてオーバーヒートするようなものだ。
 結構有名な事例なので、この歴史的車に対して事前に対処できなかったことが悔やまれる。が、責められるべきは対処しなかったオーナーではなく、対処するよう喧伝してこなかったロードスター全体だといえるのではないか。20周年のような大規模な場で、ネタの1つとしてできていればと思う。