10周年と20周年ミーティングのパンフレットの相違点

 一見、全く別物のように見える10周年と20周年ミーティングのパンフレット。しかし全くといっていいほど同じ部分もある。

 まず注意書き。基本、同じじゃん。

10周年 20周年


 パレード案内部分。基本的に同じ。ただし、20周年ではFMで現状を実況中継していた。これはなかなか良いアイディアだ。真似させてもらおう。三次のコース全体に電波を届くようにしようとすると、電波法上それなりの設備を準備したものと考えられる。
 ただし極狭い範囲に電波を飛ばせればいいというのであれば、電波法をクリアできる方法がある。それは送信機に本物のアンテナではなくダミーロードとよばれる疑似アンテナをつけるやりかただ。車関係のイベントで拡声器を会場各部に設置しようとすると大変なのだが、ダミーロード付き送信機を本部において各車のFMラジオで実況を聞けるようにすれば運営コスト削減につながる。もう少し詳しく説明すると、送信機を無免許で保有することは問題ない。無免許で本物のアンテナを設置することが問題なのだ。

10周年 20周年


 ロードスターForever宣言。10年で変化がない点が気がかりだ。「ロードスターというクルマそのもの、その楽しさ、そして何よりその仲間のつながりは永遠です」とあるが、こういう感情的な結びつきを前面に出すとトラブルの原因となり、すぐに崩壊する危うさがある。崩壊すればロードスターをForeverさせるために必要なノウハウの散逸につながり、ロードスターをForeverできなくなるということが分からないのだろうか。こんな悲しくて希薄なつながりをロードスターは求めているというのか。
 相互のメリットをもって「つながり」としないとうまくいかない。例えば車本体に関する情報のやりとり等を互いのメリットであることとし、クラブの場では人間関係を持ち出さないというスタンスでないと、うまくいかないんだがなあ。そうしないと「誰と誰が仲が悪い」とかいうゴシップネタにすぐ結びついて、グダグダになる。これは今に始まったことではなく、もう何十年も前から起きていることだ。
 ま、タイトル部分はともかく、10周年のときは何の具体性も将来ビジョンもない宣言だった。20周年はどうなのだろう。これもまた後のレポートで驚愕の事実をまとめるが、「Forever」の意味するところは我々(趣味の車のオーナー)が普通に考えているものとはかけ離れたものだった!

10周年 20周年


 今回はこれでおしまい。次回はいよいよ20周年本番のイベントのレポートか、と思いきや、プレイベントであるマツダミュージアムの見学会の様子をレポートする。ここでロードスターオーナーの車に対する向き合い方を観察していきたい。