ワークスのカウンターシャフトについているギア

 下の写真は、前回取り外したワークスのカウンターシャフトに付いているギア。




 パーツカタログでいうと、下の図のギア一式である。




 29番の部品(シンクロナイザーハブの外歯)をみたところ。摩耗している。が、この歯はリバースの時にのみ使われる物だ。リバースのギアに入れようと思うと、「ガリガリ〜」っと、いかにもギアがぶつかっているような音が出るが、それにより摩耗した物である。よって摩耗していても実用上問題ない。



 33番のギアはセカンドギアだ。写真のガンメタっぽい細かい歯は、ギアが入ったときに29番の「シンクロナイザースリーブの内歯(29番の右側の図のギアで内側がギザギザに描かれているが、それが内歯である)」と一緒に噛み合う部分なのだが、特に「台形」の頂点部分が丸く摩耗している。「台形の辺の部分」は段付き摩耗しているように見えるが、種々検討の結果、最初からこういう構造をしていて段付き摩耗ではないことがわかった。
 ワークスのミッションのセカンドは入りやすいので、この部分の摩耗はないのだと思っていたのだが、実際は違っていた。




 29番のシンクロナイザースリーブの内歯も摩耗している。




 シンクロナイザーリングも摩耗している。同様の摩耗は、26番のファーストギアでも見られた。何もかも摩耗している。これはいったい??




 次頁では、ジャンクで買ったAZ−1のミッションがどうなっているのか見ていく。