クーラントを抜く

 洗浄後のクーラントを完全に抜くには、サーモスタットをはずす必要がある。そうしないと、シリンダーブロック中のクーラントが抜けないからだ。が、サーモスタットをはずすには、まずクーラントを抜く必要がある。この段階では簡易的に抜く。ラジエターのドレンコックをゆるめてクーラントを抜き、エアガンで吹いた。




 現段階で抜けるクーラントは抜いた。エアを吹き込んでいるので、最後のあたりは泡だらけになる。




 クーラントのサブタンクを覗いてみた。茶色い泥がたまっている。




 サブタンク下につながっているホースの壁面をみると・・・




 やはり泥が付いていた。写真がないのだが、サンエスK1を入れる前に確認したときは、何も付いていなかった。やはり錆落としの効果はあるのか。




 サブタンクをはずすと、マフラーの上に泥が落ちた。




 サブタンクに水を入れ洗浄すると、泥がたくさん出てきた。




 クーラント自体を比較してみた。左はサンエスK1を入れる前に抜き取ったクーラント、右はサンエスK1を入れて1ヶ月経過したものだ。どちらも同じように緑色をしているが、サンエスK1を入れたものの方が下の文字が見えないため、濁っていることが分かる。



 しばらく放置して上澄みを捨ててみると・・・



 なんと、サンエスK1を入れた方には泥が沈殿していた。一見同じように見えても、細かい錆はクーラントの中に浮遊していたことが分かる。

 それでは次頁より、サーモスタットをはずして、本格的にクーラントを抜く。