事前検討結果、その2

 金属のパイプをみてみよう。なんと、ゴムと接触していた部分の錆が落ちている。メッキもおかされていないようだ。




 パイプの中。一部落ちている。




 さらにちょっとエアブローするだけで錆が飛んでいってしまった。このパイプの結果だけで判断すると、パイプ中の錆は、パイプのメッキがとれて錆びたのではなく、他で発生した錆が付着しているだけだということが分かる。パイプの中のメッキ層が明らかに残っているからだ。




 こちらはゴムホース。錆が少し取れたかなあという程度だ。




 洗浄力を加速させるため、サンエスK1の入ったクーラントとゴムホースをケットルに入れて、1時間加熱してみた。



 すると、加熱による明らかな効果は確認出来なかったが、爪楊枝でこすれば落ちる程度にはなった。




 以上の結果より、サンエスK1を入れることで、冷却水周りの錆(汚れ)落としの効果はあるということにしておこう。


 というわけで一旦適量の冷却水を抜き、それにサンエスK1を150gほど溶かし、実車のクーラントラインに戻して約1ヶ月おいた。その間、約500km走行し洗浄した。結果はどうなるか、次回お伝えする。