シトロエン ピカソ、その1
一見すると普通のミニバンなのだが、かなり特異的なデザインとなっているのがピカソ。

いきなり変な方向に話が飛んでしまうが、正面から見ると、1970年代に日本で小学生が目撃し結構話題となった宇宙人の顔のように見える。

スタイリング上の最大の特徴は、フロントガラスの大きさ。なんと矢印のあたりまで延びている。

上側から撮影すると、大きさがよく分かる。高いよこのガラス。AZ−1のより高いよ、間違いなく。

内側からみると、もっとよく分かる。ミラーが2つあるが、大きい方(下側の方)のミラーの位置が普通の車のガラス上端にあたる。これは夏は暑いぞ〜。絶対死ぬぞ。確実に死ぬ。
ルームミラーはガラスに貼りけつられているのではなく、長いピラーに取り付けられている点も特徴的だ。何らかの補強のためにピラーがついているのだろうか。

上側のミラーは、後席の人の様子をうかがうための物。

また面白いスタイリングをしているのがドア。一見すると普通の車のBピラーと同じなのだが・・・

ドアをあけると、ドアとグラスランのツラを合わせていない。意匠なのか、側突時の強度を増すための工夫なのかよくわからない。

次頁からは、これまた特徴的なシートを見ていく。