車高比べ。AZ−1とロータスヨーロッパどっちが低い?

 サーキットの狼で主人公である風吹裕矢の操った車がこのロータスヨーロッパ。当時の日本車では考えられないような極めて車高の低い車であったゆえ、この「車高の低さ」がスーパーカーの条件の1つにもなった。今回、ギャラリーで来ているロータスヨーロッパが駐車場にいたので、これみよがしに後ろにつけて、本家本元のスーパーカーとAZ−1との車高比べを行った。
 まずは珍しい、AZ−1のコクピットより眺めたロータスヨーロッパの後ろ姿である。カメラ位置はシートに座ったときの目線に合わせている。真っ正面に見えるのはロータスヨーロッパの特徴の1つである、長いリアエンジンフードに付けられた「L O T U S」の文字。また目線とエンジンフードがほぼ同じ位置にあることがわかる。さらにAZ−1からでもテールランプを見ることができない。悪いことはいわないから、追突されてお釈迦になることを避けたいのなら、主義主張に反してでもハイマウントストップランプを付けることをオーナーの方には強くおすすめしたいものだ。


 次は正面からみた写真。撮影の仕方が悪いため、カメラの位置によってはAZ−1がロータスヨーロッパより高くも低くもなるのだが、見た目はほぼ同じ。AZ−1の後ろにファミリーカーらしきものが写っているが、これと比べてもこのAZ−1とロータスの車高がどれだけ低いかがわかるだろう。ちなみにカタログスペック同士の比較では、ロータスヨーロッパの方が約10cm低くなっている。しかし、見た目ではそこまで差はないように見える。その理由として、比較対象である私のAZ−1は車高が約3cm下がっていること(最低地上高の低さではロータスに勝った(アホか))、一方ロータスは、リア側のサスがへたってフロント側が極端に浮いていたことが考えられる。


 この車、ロータスヨーロッパにはよくある塗装の割れがいくつかあった。明日はわが身か、AZ−1。