恐怖 折れるキー

 わかばやしさんのAZ−1。




 「キーにヒビが入って折れる」ということなので、ネタの1つとして現物を持ってきてもらった。これがヒビの入ったキーである。矢印で示している部分がヒビだ。




 引いて撮影したところ。キーの根本の一番細いところにヒビが入っていることが分かる。




 キーの入り方がわかるよう加工した特性キーシリンダー(キャロルの解体車からとってきたものを使用)に、ヒビの入ったキーを差し込んでみよう。矢印で示したキーシリンダーの部分は、実際にはキーには触れていない。また下の写真の状態では完全にキーが奥まで入っていない。




 完全に奥まで入れたところ。もう見えなくなってしまったが、矢印で示してある部分がキーにヒビが入っていた部分である。この部分はキーシリンダーと接触している。つまり最も力の入る部分にヒビが入っていたのだ。




 くぼっちさんからもヒビの入ったキーを見せてもらった。ヒビがキーの根本にある。




 2つのキーを並べてみた。下のキーがくぼっちさんの、上のがわかばやしさんのである。ヒビの位置が異なる。くぼっちさんのはキーの根本の部分にヒビが入っており、そこが一番細い。




 以上の結果をまとめると、

 1.根本が細いとヒビが入りやすい。
 2.根本が細くなくてもキーシリンダーに接触する部分が細いとヒビが入る。
 3.根本から5mm程度の間に細い箇所があったら要注意。
 4.ヒビの入るキーは、キーシリンダーごと別のキーナンバーのものに交換しない限り対策は困難と考える。