フィナーレ

 レース関係が全て終了したところで、参加車両全てが集合してのサーキットランとなった。その数約150台。その車の大群を引き連れて走る先頭車両はこれしかないでしょう、テイクオフのAZ−1。運転席側のガルウイングを上げての走行は、オレンジ色の蛍光色のボディーカラーと相まってかなり目立った。注目度の高さを考えると、最後の締めがAZ−1というのは順当な線だろう。


 サーキットランは、ゆっくりとしたスピードで2周した。AZ−1がガルウイングを上げて走っても許されるようなスピードのため、他の車両も結構無茶をしていた。車内からビデオ撮影するものはもちろん、定員オーバーやトラックの荷台に乗って走るのは当たり前。しかし、この開放感があるからこそフィナーレともいえる。2周し終わると、再度整列して記念撮影。恐らくこの写真が次回のミーティングの時に宣伝に使われるだろう。

写真提供はYO-YOさん

 このサーキットランの終了後は、各イベントの表彰式とオークションとなった。表彰式の圧巻は、やはりドレコンでのAZ−1の1、2フィニッシュ。入賞おめでとうございました。




 全体の雰囲気を総括すると、私個人的な感想としては、K-carスペシャル50号記念で3,4年前に同じく兵庫県のキャピタルスポーツランドかどこかで行ったイベントの方が好きだ。理由は大々的でなくこじんまりしていたため、まさに「読者の集い」という感があったこと、参加車両が分散せず集中して駐車できたため参加者との一体感のあったこと、多くのショップが出店してそれなりの品数もあったため見るだけでも楽しかったこと、それからちゃんと開会式があったことである。今回は朝の7時からやれブリーフィングだの予選だのとあったため、「なんとなくダラダラーっとはじまって、なんとなくダラダラーっと終わった」という印象を拭いきれない。このような書き方をすると、今回のミーティングがつまらないように聞こえるかも知れないが、実際の規模は50回の記念イベントとは比較にならないほど大きなものだった。
 次回の秋に行われるミーティングでは、これらの点の改良を是非とも行ってもらいたいものだ。実際に以前できていたのだから、やろうと思えばできるはずだ。ただし当時と今回では実際に動いている組織が異なっているので、上手く行くかどうかわからないが・・・。また、秋のミーティングではマッドハウスのマッド杉山氏が遠征してくださるとのうれしいニュースもある。秋は必ず参加しよう。