コンプレッサーの取り外しに使える便利な工具

 AZ−1のコンプレッサー、実に取り外しにくいのだ。ネジの頭(矢印部分)がエアコン取り付けステーの内側に隠れているのでスパナは頭にかからない、エアコンのアルミパイプに干渉してしまいオフセットしているメガネは回せない状況だった。




 唯一のスペースは黄色い線で示したところだけ。白の矢印はエアコンの取り付けステーである。




 妙なオフセットをしたレンチ等をいろいろ試してみた結果、ストレートメガネが一番はずしやすいことが分かった。




 上の写真で黄色の線が引いてある隙間にうまくレンチが入っていることがわかる。




 もともとストレートメガネが一番いいかなあとは思っていたのだが、問題が1つあった。ストレートメガネとはオフセットしていない(曲がっていない)メガネのことなのだが、売られているものを見ると多くの場合「超ロングストレート、3本組」というような長すぎるレンチのセット販売なのだ。不要な工具を買わされるのはまあいいとしても、超ロングだったら使いにくくてしょうがない。いろいろ探してみたところ、TONE(トネ)から普通の長さのストレートメガネが売られていることがわかった。取り付けボルトの頭はM12であるから、M10-M12のレンチを購入するのがいいだろう。




 ストレートメガネの形状は写真のようになっている。こういう構造をしているからステーに隠れた頭にアクセスできるのだ。なお本来ストレートメガネは、隠れたボルトへのアクセスに使用する物ではない。トルクをがかりやすくするための工具なのである。





 小ネタ情報はこれでおしまい。次回またネタがたまったら紹介していこう。