ブロアモーター

 プロトンの横にあったマレーシア企業のブースに、ブロアモーターを作っているメーカーがあった。ブロアモーターが動かなければ、冷風が出ない。また悪いことにモーター自体がAZ−1専用部品なのだ。AZ−1にとってエアコンは、ある意味シートベルトよりも重要な生命維持装置である。もしモーターが壊れたら一大事で、少なくとも夏場は乗れない。




 これがブロアモーター。モーターの種類は72φ、72φショート、82φが一般的なのだそうだ。




 これがモーターの外観。




 72φという表記は、モーターの外径のことなのだそうだ。




 ショートとかいうのは、モーターの取り付け金具の位置が長いか短いかを示す。下の写真は標準品。ショートになると、矢印部分が短くなる。この位置は簡単に変えられるそうだ。




 ブロアモーターとそれを取り付けるプラスチック製の蓋。AZ−1に使われるものによく似ている。この蓋もなんとでもなるとのことだった。




 ブロアモーターの断面図。AZ−1の場合、羽根も専用部品である。




 ここまで書いておきながら言うのもなんだが、AZ−1のブロアモーターの外径を調べたところ、なんと60φだった。使えないじゃん。