スズキRE5、その2
細部を見てみよう。デザイン上の最大の特徴は、前後にある円筒。ロータリーらしさを表すデザインなのだろうか。
もう1つの特徴は、なんと言っても大きなラジエター。放熱量の多いロータリーだからこその特徴ともいえる。それにしても、張り出し方が普通ではない。

デザイン及び機能面で変わっている他の点はマフラー周りにある。まずマフラーの根本には不思議なデザインがある。エキマニと思われる部分には放熱のフィンのようなものがついている。オイルフィルターはカートリッジ式でクランクケースから突き出ている。

フロントの足周りは、ダブルディスクだ。リアはドラムだった。

ヘッドライト上の丸い筒に寄ってみると、薄いグリーンのプラスチックカバーがすライト可能な構造になっていることがわかる。

オイル量は2500cc。ロータリーだから多いかと思ったが、意外に少ない。

アメリカに行くと、木箱に詰められた未使用のRE5がたくさんあるそうだ。車より小さくコレクターが収集・保管しやすいため、眠っているものが多いそうだ。