カペラのカタログ

 アメリカ原住民族と一緒に写る初代カペラロータリークーペ。「70年代に車の主流はロータリー車に変わる!」とあるが、夢に終わっている。





 ここで注目して欲しいのはカペラのナンバー。なんと広島ナンバーである。さらに驚くことに、このカタログの写真は合成写真ではない。アメリカ原住民族が日本のスタジオにやってきてカペラと一緒に写ったのでもない。広島ナンバーのカペラがアメリカまで行って、現地で撮影したのである!





 他にもアメリカ横断中の広島ナンバーで走るカペラの姿が掲載されていた。



 このカタログ、もともとはモーターショー向けのものらしい。そのため大阪万博で確か走ったと思われるマツダ初のハイブリッドカー「EX005」も掲載されていた。ハイブリッドといっても現在のプリウスのようなエンジンとモーターが一緒になった構造ではなく、ロータリーエンジンで発電した電気で、モーターを駆動するというもの。ハイブリッドという言葉自体が一般的ではなかったので、カタログを見ている人はピンとこなかったのでは?