各部の検証、その1

 圧縮がなくなった原因について検証する前に、1つの仮説をたてた。それはタイミングベルトのコマが飛んだというもの。だったら(バルブが曲がっていない限り)、軽傷ですむ。エンジンを降ろしてみた。





 タイミングベルトカバーをはぐってみると、コマは飛んでいなかった。正常だ。だが最悪だ。





 エキマニをはずした。シリンダーヘッドのEX側には煤以外何も見えないのだが・・・





 取り外したエキマニには1,2,3番のポートとも銀色のものがついていた。恐らくピストンのアルミが溶けたのだろう。



 左は正常なエキマニのタービン側の出口、右は今回取り外したもの。一面に広がる驚愕の銀色世界だ。