出会いは、いつも突然に

 忘れもしない。あれは「ピットウォーク」チケットを購入するために、長い列を友人と並んでいた 朝6:30ごろ・・・・爆音とともに現れた1台のマシン。眠い目をこすりながら、その赤いマシンを確認する。「はっ」としたと、同時に全身が熱くなり、そのマシンに吸い込まれるように足が向いた。 私の目の前に、雑誌でしか観たことのないマシン。 その名も、「Greddy6」
 RE雨宮が、1年前ぐらいに発表したチューニングカーが、走っている。 「信じられない。・・・・・けど、現実だ。」 私は、その赤いマシンに走りよった。偶然、そのマシンも止まっていた。 なりふり構わず、ドライバーに話し掛けた。 「このマシンは、あの、AZ−1改造の・・・」 「ええ、そうです。今日、デモで持ってきました。」 「これ、ナンバー取るんですよね。」「ええ、でも、1年もほっといてしまって・・・・いずれナンバー取って公道走りたいですね。」

 その後、マシンは、展示ブースへと走り去った。 しばらく、その場に突っ立っていたのは、感動して動けなかったからだ。


 さて、この車の正体は、なにを隠そう、AZ−1です。 しかし、AZ−1の面影は、コクピット周りしか残ってません。 エンジンは、3ローター。前後左右は、新たにフレームを作成。 ボディーも、新たに作成しています。制作は、RE雨宮です。