エンジンをつり上げる、その2
クレーンでAZ−1を引っ張り上げた。このクレーン、耐荷重は300kgとのことなのだが、どうも怪しい。ブームの耐荷重が300kgなのであって、300kgの重さのものをウインチでつり上げられないのではないか・・・というのも、ミッション付きのF6Aを持ち上げるのにかなり苦しいからだ。上がらないことはないが、秒速1cm程度のスピードでしか引っ張ってくれない。こんなんでAZ−1が持ち上がるのだろうか。
そういう心配をしながら持ち上げてみると、これがあっさりと上がってしまった。ミッション+エンジンよりもすんなりと上がる。AZ−1のケツ部分は軽いのだ。
持ち上げたところにエンジンを押し込む。
AZ−1を下げて、エンジンが載った。
が、この前紹介した「ペリメーターフレームに付いている馬を載せる台」につけたコロ、重さに耐えきれず変形してしまった。あ〜あ。
今回、新兵器クレーンを使って大人数での作業をしなくて済むようになった。とりあえず3人で作業したが、やろうとおもえば一人でもなんとかなる(時間はかかるけど)。
ではクレーンがないとエンジンの積みおろしはできないのか、やはり大人数がいるのか。答えはノー。クレーンを自作してやればいい。自分で作って検証したわけではないが、今までの作業を通じてAZ−1のケツはかなり軽いと考えられるため、工事現場で使う足場パイプ(2mで400円程度)を使って組んだ簡単なもので大丈夫なのではないだろうか。手動油圧であげる市販のエンジンクレーンを使う手もあるが価格が4万円くらいすること、車をつり下げることは出来てもクレーンの足が邪魔をしてうまくエンジンがつけられない可能性が高い。
そこで以下の構造をしたものを考えてみた。足場パイプで公園のブランコの支柱に似た形状のものをつくり、中央にチェーンブロックをつけるのだ。ヤフオクでチェーンブロックの中古を買ったとすると、5千円程度で出来そうな気がする。トライしてみて欲しい(支柱が折れてAZ−1が地面に激突しても知らんけど)。
と思っていたところ、kaedeさんから足場パイプで作ったやぐらを使ってエンジンとミッションを降ろした時の写真を送って頂いた。この事例はあくまでもエンジンとミッションを降ろした場合の話でAZ−1をつり上げたものではないが、うまく行きそうな感じだ。