再生可能ドアダンパー!

 なにやら色の変わったドアダンパーがある。しかも先っぽに何か付いている。これもchouzinさん作の再生可能ドアダンパーなのだ。




 先っぽを拡大してみると、タイヤの空気バルブがついていた。ここから圧縮エアを入れるのだ。ダンパーのシールがへたらない限り、圧が抜けたら何度でも入れ替えることができる。さらに冬用、夏用のセッティングもできる。これで冬はちょうどいいが夏は堅くて閉めるのが大変、逆に夏はちょうどいいが冬は全然ダメという状況を避けることが出来る。なおバルブをつけるときに穴を開ける必要があるのだが、その際相当の量のガスが出てくるのかと思いきや、実際はプシュっという程度なんだそうだ。



 が、いい話もここまで。このダンパーまだ実用化されていない。というのも手持ちのコンプレッサーの最大圧力(18kg程度)で充填しても、全然ドアが上がらないというのだ。AZ−1のドアのダンパーの内圧はいったいいくらなんだろうか。
 それはともかく、コンプレッサーでだめなら、圧縮ボンベガスで充填するしか手があるまい。ボンベの内圧(一次圧)は7m3タイプのもので150kg、1m3タイプのもので100kgだ。通常こんな高い圧力では使いにくいので、レギュレーターという減圧弁をかませる。そのレギュレーター後の最大圧力(2次圧)は25kg、メーターを振り切らせて30kg程度にはなる。これでなんとかいけないだろうか。これでもまだ圧力が足らないなら、例えば一次圧が40kgのボンベを特注してレギュレーターを噛まさずに直接注入する手もある(ええんかいなこんなことして)。
 使用するガスで最も安いのは恐らく溶接用の酸素、そして冷凍用に多用される二酸化炭素だ。酸素はシール類を痛める可能性があるので避けたいし、二酸化炭素は50kg程度に加圧すると液化する。従っていずれも使いにくい。そうすると窒素が妥当なんだろうか。
 今後の進展に期待したい。