怪しい放置車、その1

 雨の降る中、心傷のおももちで宿に帰る途中、宿のすぐそばで怪しい放置車を発見した(撮影は公道上から行いました)。




 写真には2台写っている。赤い方をクローズアップしてみる。なんやら全然わからない。




 そこで横からみてみると・・・なんとトヨタS800ではないか。矢印で示したエアのアウトレット部分の形でそれとわかる。




 メーターパネルの部分を写してみた。やはり間違いない。




 さらに左の車も見てみた。シートがかぶせられ、木の箱でおおわれている。もともとは屋根もあったのではないだろうか。だが現在木箱はぼろぼろ、シートは破れコケが生えている。想像するに、まるごと1台保存の目的でしまっていたものが、途中で放棄されたものと考えられる。




 これもよく見てみると、やはりトヨタS800。ほんのちょっとしか見えないが、三角窓の銀のモールの形状で、ヨタ8だとわかる。




 しかし、なんともったいない。元の持ち主は既に亡くなってしまって、そのまま放置されてしまったのだろうか。それともやむにやまれぬ事情があるのだろうか。いずれにせよ、こうなる前に人に譲るなどすることができたはずである。先ほど旧車のことについて少し触れたが、その行く末の1つがこの残念な現実だ。