概要


 毎年オーバーヒートの名にふさわしい、もう勘弁してくれと言いたくなるほどの暑さになる本ミーティングであるが、今年は冷夏の影響もあり涼しい涼しい。
 さて今回のミーティングのキャッチフレーズは「夏の定番イベントもついに3回目! 今年のTI サーキットは去年以上にヒートアップするぞ!」だが、本当にヒートアップしたのだろうか。概要の紹介と共に検証していきたい。



 本ミーティングの主たるイベントは、サーキットを使っての走行会とレース、昼に行われるF1やENZOフェラーリなどのデモ走行である。今年は恒例のフェラーリ・トロフィー、ポルシェ・トロフィー等に加えてアルファチャレンジA・Bもプログラムに入り、イベントの数は合計25。ちなみに去年は20だったことから、確かに去年以上にヒートアップしていた。

 また観客の方も、去年に比べて激増していた。こちらはメインスタンドを撮影したものである。なんだまばらじゃないかと思われるかもしれないが、去年に比べると確かに多い。




 また駐車場もいっぱいだった。通常ならメインスタンド裏の駐車場のうち2/3〜3/4が埋まればいい方なのだが、今年は満杯。さらに奥にある駐車場も満杯という状態だった。ただ気になるのは、カタギが多かったこと。去年のキャッチフレーズが「あの感動をもう一度! 今年もティーポ読者でTIサーキットを埋め尽くそう!!」であったことを考えると、初期の目的より若干ずれた方向に進んでいることも伺える。






 というわけで、去年よりもヒートアップした今回のオーバーヒートミーティングであったが、若干の懸念材料も・・・。人が多すぎて警備や人員誘導が大変なのである。もちろんちゃんと警備の人を配置しているのだが、事故は万全の警備をしいていても偶発的に起こるものである。昨今の状況をみると、ちょっとした事故が起こるだけで過剰反応してすぐに中止したり、次回以降のイベントを取りやめたりするものが多いのだが、万一事故が起こったとしてもTipo編集部におかれては過剰反応や外圧に屈することなく、また初期の目標・目的をちゃんと見据えた上でこれからもずっと続けていって欲しいと思う。