AZ−1並みの怪作、アヴァンタイム、その1


 いや〜、この車の存在を知ったときには正直驚いた。タイトルの通り、AZ−1並みの怪作だからである。ではどこがどう怪作なのか、じっくり見てみよう。



 これがアヴァンタイムの全景である。一見すると洗練されたスタイリングのミニバンなのだが・・・




 外観で最も特徴ある点は、ミニバンなのに3ドアハッチであることだ。後席の人はどうやって乗り降りするかというと、運転席側にあるドアをあけてそこから乗り降りすることになる。そのため非常に乗り降りしにくい。さらにサイドシル部分が地面からかなり高くなっているため、乗降性の悪さに拍車をかけている。通常ならば、サイドステップがあってもいい高さなのだが、デザイン優先のためかそれがない。まさにAZ−1に通じる部分である。



 立体的に開く部分を拡大してみよう。


 左が開いた状態、右が閉めた状態である。閉めた状態の時は普通の車のドアと同じである。このギミックは、AZ−1のガルウイングに通じるものがある。