部品取り車のM2、その2

 追突されたリア部分をよく見てみよう。追突されたのは運転席側で、タイヤが前方に寄ってしまっている。そのため通常のタイヤでは走行できなくなったのか、テンパータイヤをはいていた。素人目にはこの程度であれば修理可能のようにもみえるのだが、事故車買い取り&修理業者が部品取りとして売っているのだから、全損に近いのかもしれない。



 こちらはエンジンルーム。追突されたためエアクリーナーのある部分まで変形していたが、エンジン自体にはダメージはなさそうだ。




 以下の写真は車のキャビン内の様子。オプションの3連メーターがあった。これは貴重。助手席の上にはタイヤも入っていた。




 さらにリアのガラス部分には、太鼓隠しとディーラーオプションのタワーバーが入れられていた。ひょっとすると直接ぶつけられていないリアの助手席側もひずんでいるのかもしれない。写真には写ってないが、他にもリアのコンビランプとかが乱雑に投げ込まれていた。





 以上で、今回の怪しい解体屋シリーズは終了である。落札された方におかれては、このM2を有効に活用していただきたいと思う次第だ。
 また今回のレポートを通じて、AZ−1本体並びにAZ−1の互換部品を手に入れるには解体屋だけではなく事故車買い取り専門業者からも入手可能であるとがわかった。F6Aのツインカムならワークスを仕入れてきて3万程度で売ってくれるそうだ。これは解体屋で売っている価格と大差ない(リビルトエンジンの半値以下)。従って、「ワークスのDOHCでも転がってないかなあ」と解体屋をあてもなく探す従来の方法から、「ワークスを探して」と買い取り専門業者に頼んで計画的に仕入れることも可能というわけだ。今後はこの手のルートも活用して、保守部品等の買いだめをしてみてはいかがだろうか。