コスモスポーツ拝見




 これが福田さんのコスモスポーツ。完動車は島根に1台しかないそうだ(不動車は他にもあるとのこと)。色は純正色にはない青色。譲り受けたときからこの色だったそうだ。あとで写真が出てくるが、エンジンルームやトランクの内部の色をみると白なので、もともとは白だったものと思われる。




 リアのバンパーのコーナー部についている黒いゴムの上には、蛍光テープが貼られていた。これは福田さんが後付けしたもの。コスモスポーツのテールランプのレンズ(プラスチック製)は傷んでくると光の透過性が悪くなる。そのためよく目立つように蛍光テープを貼ったというわけだ。




 外装でノーマルと大きく異なっているのはフェンダーミラーとのこと。これはスプリンターのフェンダーミラー。




 エンジンルームはご覧の通り。現在のロータリーエンジンには低速時のトルクを稼ぐとか排ガス規制の問題をクリアするため、いろいろな補機がつけられている。例えば大きなインマニとかターボチャージャーとかがこれにあたる。そのため「小さなエンジン大きな補機」と呼ばれているのだが、このころのロータリーは至って簡素だ。




 お次はトランクに。2シーターの車にしては容量が大きい。中には「マットビハイクル」のプラモデルなどが入れられていた。