pod

 数あるコンセプトカーの中で面白かったのがpod。この車、ソニーとの共同開発車で、簡単に言ってしまえば(というか、みんな言っているけど)「乗用車のAIBO」なのだ。この車には一種の感情があり、喜怒哀楽ならぬ喜怒哀眠をボディーに取り付けられている発光パネルの色の変化等で表現できるようになっている。さらにヘッドライトを目に見立て、ライトについている「まぶた」を動かすことでも感情を表現することができる。喜怒哀楽ではなく喜怒哀眠になったのは、まぶたの動きだけでは喜と楽の区別をつけにくいからだろうか。



これはpodが眠っている状態。目(ヘッドライト)が閉じている


 この車のスタイリングで面白いのは「尻尾」がついていること。何のために付いているかというと、後続車に挨拶をするためについている。車と車の間に割り込んだとき、よくハザードをつけて挨拶するが、podではハザードとともにこの尻尾を振るのである。




 というわけで、今回のレポートはこれでおしまい。モーターショーのある2年後を楽しみに待つとしよう。