看板や置物など

 時代考証的にいうと昭和40年代に入っているが、まあそれはおいといて、昔懐かしい看板や置物の登場である(こうなってくると車は関係無しだなあ)。

 まずは、蚊取り線香「アース渦巻き」。お次は「ハイアース」。アース渦巻きの方は岸ゆきで未だ現役として活躍しているが、ハイアースのオッサンは誰なんだろう。と書いていたら、情報が入ってきた。この人は水原弘という歌手で、昭和34年に「黒い花びら」という曲で栄えある「第一回日本レコード大賞」受賞したとのこと。また、東京映画製作・東宝配給で同名の映画も製作され、主役を演じていたそうだ。



 こちらは日立のカラーテレビ「キドカラー」のポンパ君である。キドカラーのキドとは希土類元素のことであり、この元素を添加することで赤の発色がよくなったのだ。またポンパ君のポンパとは、ポンとスイッチを押せばパッとテレビが映るということに由来している。当時のテレビは真空管式だったため、画像が出てくるのに30秒くらいかかっていたのだ。



 ポンパ君で思い出されるのがポンパ号である。これは日立が作った特製列車で、蒸気機関車がひっぱって全国を回っていた。何両編成かはわすれたが、各車両にはいろいろな絵が描かれており、車両の中には日立の最新技術を駆使した家電製品のデモが行われていた(例えばテレビ電話とか)。