対ゴム攻撃性(テストピースの紹介)

 次にガイアックスの対ゴム攻撃性について検証してみた。ゴム攻撃性とは、有機溶剤が、ゴムに与える影響を検証するものである。最も代表的なものがゴムの中に溶剤が入っていき、ゴムが膨れる(膨潤する)現象である。


 テストピースには、実際にAZ−1で使われているものを使用した。写真の1番と2番はインジェクタの部分に使われているもの、3番は燃料タンクの中に浸かっているもの、4番はフュエルホース、5番は余分なガソリンを戻すホースである。これらをガイアックス、ガソリン、アルコールの中に2週間入れ直射日光の当たらない屋外に置き、状態の変化を観察した。なおこれらの中で一番膨潤しやすいと考えられる溶剤は、分子の大きさが最も小さいアルコールである。