対塗膜攻撃性(テストピース作成)

 まず、ガイアックスの対塗膜攻撃性について検証してみた。塗膜攻撃性とは、有機溶剤(ガソリンもこの中に含まれる)が、塗装面に与える影響を検証するものである。
 その前に、この試験に用いるテストピースを作成した。


 これはエーモン製の汎用取り付け金具(長さ300mm、幅15mm、厚さ0.8mm、鉄製)を写真のように切断し、さらに上半分は純正のタッチアップペンで塗装し、塗装後1週間室内で乾燥させたものを使用した。一方下半分は切断したまま、つまり金属がむき出しになるようにした。このテストピースは、タッチアップペンで塗った部分はAZ−1のボディーを、汎用取り付け金具に焼き付け塗装されていた部分はAZ−1のシャシーを、むき出しの金属は傷の付いたシャシーとしてそれぞれ想定したものである。


 このようにして作成したテストピースを、ガイアックス、ガソリン、アルコール、アルコールと水を1:1で混ぜたもの、水の中に入れて2週間直射日光の当たらない屋外に置き、状態の変化を観察した。