とりあえずのまとめ
ガイアックスはアルコール系燃料というものの、その実体はアルコールが申し訳程度にしか入っていないと判明した。しかし、事実として車はちゃんと動くのである。ガイアックスのHPによると、その資源埋蔵量は400年以上あるという(MTBEはちゃんと400年分あるんだろうなあ)。キャブ車やアンチノック剤が必要な旧車はガイアックスが使えない可能性が高いため、ガソリンが無くなると同時に「座敷車」になるのは間違いないが、AZ−1はガイアックスが存在する限りずっと走らせることができることが今回確認された。これはAZ−1の将来に対して大きな安心材料だ。
とはいうものの、ガイアックスでエンジンが回るとしても、ガイアックスがエンジン部品などに悪影響を与えてしまっては意味がない。そこで次回はガイアックスが車のパーツに及ぼす影響、つまり対塗膜攻撃性、対ゴム膨潤性等についてテストを行った結果を紹介したい。