本水没防水袋の概要

 防水袋(試作品のため正式名称はまだ無いとのこと)に付随して、水害に関する簡単な説明があった。過去10年のうちに97%の市区町村で水害が発生しているとのこと。水害から話がそれるが、10年に一度の規模の台風、10年に一度の規模の強風、10年に一度の規模の地震・・・と、10年に一度レベルの何らかの災害が10年のうちに10回発生すると、水害に限らない大規模な災害が毎年発生することになる。



 話を水害に戻すと、50cmの冠水で車が浮き始めるそうだ。



 車の浮きを防止する効果はないが、車への浸水を防ぐのが今回紹介する水没防水袋。車全体を袋でくるむ。チャックは防水性のものを使用している。



 車をくるむ方法。



 使用しない時は、この袋の中に収納されている。



 以上の説明だけではわかりにくいと思うので、車を包むシーンをムービーで撮影した。自動車用浸水防止袋として巨大なビニール袋がヤフオクなどで売られているが、あれに少人数で車を入れるのは無理。本試作品のアドバンテージはこの点にある。



 前述の通り、この防水袋はまだ市販されていない。予価は10万円と聞いた・・・。次頁では、AZ−1が水深50cmで水没するとはどんな状況なのかを確認する。