ブラックオルタネータの他の部品は問題無いのか?

 前回、レクチファイアとレギュレーターに異常があったことを明らかにした。が、他にもローターやステータコイルがある。これらは本当に問題ないのか。修理を行う前に、そのことを確認した。確認方法は、他のオルタネータからレクチファイアとレギュレーターを移植するのだ。仮のドナーにしたのは、パッソ用のオルタネータ。



 写真左がパッソのレクチファイア。形状は一緒である。



 問題なくついた。なおレギュレータは、この時点ではブラックオルタネータについていた壊れたものが取り付けてある。



 次にレギュレータもパッソのものに交換した。コネクタの向きが異なるだけで、これもついた。



 つまり、オルタネータ本体の形状は異なっていても、中身の形状は基本的に同じで、流用が可能なのである。次頁ではAZ−1に取り付けて、ローターやステータコイルに問題がなく正常に発電することを確認する。