詰まりのなかったフロント側のホースの状態は?

 前回詰まりがあったのはリアのブレーキホース。もう少し詳しく言うと、リアは左右とも詰まっていた。ただし、ブレーキを引きずっていたのは右側のみで、左側はひきずっていなかった。
 一方でフロント側は問題が無かった。そこで前後のブレーキホースで状態に差があるのか、切断して確認してみた。

 リアブレーキホースの場合、だいたい矢印の位置で詰まりが発生していたので、そこを目安に検証を進めた。



 カシメてある金属部分をサンダーで削る。



 リアホースで詰まっていたのは、おおよそ矢印のあたり。ここを切断してみる。



 細くなっているではないか。



 さらに矢印部分を切断する。



 また広くなった。つまり、ホース内の極一部で細くなっていることがわかる。



 ちなみに詰まってはいなかったが、ゴミが付着していた。



 他のAZ−1のブレーキホース(合計で8本)を口にくわえて息を吹き込んだところ、背圧が高すぎて明らかに詰まりかけているホースが4本あった。場所はいずれもフロント側。従って、AZ−1のブレーキホースは・・・

 1.カシメの付近で細くなる。
 2.細くなった部分にゴミが付着しているものが多い。

 という状況にあることがわかった。


 ではなぜカシメの付近で細くなるのか。他の車のブレーキホースを切断・比較することで原因を明らかにする。