シリンダーヘッドやブロックの研磨面、その1
シリンダーヘッドのインテーク側の研磨面を見ていく。全体的にピカピカではなく、ガサガサと荒れているように見える。
それもそのはず、矢印あたりから上がガサガサしている。こういうものなんだろうか。なお、どうせ磨くのであれば、スタッドぐらいはずそうよ。スタッドを外さずに磨いたのが丸わかりである。
次はシリンダーブロック。これが問題。オイルクーラーやオイルフィルターが付く矢印部分。写真ではよくわからないのだが、平面が全く出ておらず、うねっている。手で触ったらわかる。ガスケットがあるのでオイル漏れはないから問題無いと言えば問題無いのだが・・・
平面が出ていないということがわかりやすいのがこの写真。平面が出ているところはステーとちゃんと当たって錆びていないが、平面が出ていない所は水が入って錆びている。
ではなぜ平面が出ていないのか。恐らく、元々のシリンダーブロックを、ペーパーサンダーで錆を落とし、錆以外の部分が削れたためではないかと思われる。錆を落とすのであればワイヤーブラシで十分のはずなのだが、なぜそんな選択をしたのだろう? ひょっとして錆のひどいシリンダーブロックを使ったから???
下のような「重し」に使っている実験用のシリンダーブロックを使い、ワイヤーブラシで錆を落としてみた。