走るとクーラントが減っていく原因

 エンジン仮載せ状態の、ねこさんのAZ−1。



 以前から、走るとクーラントが減っていくという現象に悩まされていた。しかも漏れた跡がわからない。ラジエターを交換したら直ったとのことなので、交換前のラジエターを貸してもらいチェックすることにした。



 チェックに使用したのが、ラジエターリークテスター。ラジエター内に圧力をかけることで、漏れている箇所をチェックするSSTである。これ、実は秋葉原のジャンク屋で、2000円で購入した。恐らく、売っている方は何に使う物なのかわからなかったのではないかと思う。売られていた場所は、今は無き杉元ビル1Fの駐車場。土日のみオープンするという寄り合い所帯のジャンク広場だった。



 写真でみると何がどうなっているのかよくわからないが、要はラジエターにホースとリザーブタンクを取り付け、リザーブタンクにあるラジエターキャップから圧縮した空気を送り込むという仕組み。写真ではよくわからないが、クーラントラインには水が入っている。



 検証の結果、圧をかけても全く問題ない。そこでラジエターファンを外してみると・・・クーラントが漏れたような跡があった。



 ラジエターの下まで落ちている。この跡はラジエターファンを外さないと気がつかなかった。



 ではどこから漏れ出ているのか探ったところ、エア抜きのドレンあたりから漏れ出ていたことがわかった。



 そのドレンプラグには異常が無かった。



 これらの結果から、エア抜きのドレンプラグが緩んでいてクーラントが抜けていったと推察した。


 今回はこれでおしまい。次回もネタを紹介していく。