概要&自動車イベントにおける新型コロナ対策

 Tipoオーバーヒートミーティングは、新型コロナの他に別の危機にもさらされていた。もともとはネコパブリッシング主催だったのだが、そのネコパブがTSUTAYAなどを運営する「カルチュア・エンタテイメント(株)」に吸収されて消滅してしまったのだ。ただし、ネコパブリッシングというブランドネームだけは残った。となると、イベント運営の収支や雑誌の売れ行きなどの費用対効果が厳しく査定されるはずなので、「仮にコロナが収まったとしても、2021年は開催されるのだろうか?」と個人的には思っていた。内部でどういう議論が行われたかはわからないが開催された。全くの憶測ではあるが、カルチュア・エンタテイメント(株)が設定した基準での費用対効果をはかる上でのテストイベントだったのかもしれない。来年も無事に開催されることを祈ることしかできない。



 新型コロナウイルス感染拡大防止についても、パンフレットの中で触れられていた。



 そのため、イベントの変更もあった。例えば昼にサーキット上で行われる記念撮影が中止となった。一方で面白い取り組みもあった。ファミリーランなどの危険度の低い走行会のブリーフィングが、スマホ視聴へ切り替わったのである。



 これがブリーフィング動画。



 次頁では、Tipoブースを見ていく。