浸透液の拭き取りを軽くやってみる
前回、どうもうまくいかなかった可能性があるため、浸透液を軽く拭き取ることで、クラックの存在がわかりやすくならないかトライしてみた。
まず、洗浄液で洗う。クラックに関係ない所はまじめに洗っていないので、前回スプレーした赤い浸透液がそのまま残っている。
次に、浸透液をスプレーする。今回は、かまぼこがある側にもスプレーした。
最後に現像液をスプレーする。本来ならば、洗浄液で赤い浸透液を落とすのだが、軽くウエスで拭くだけにした。
そして、現像液をスプレーした。
赤い筋は見えているのだが、正しいやり方ではないのでクラックを検出しているのかどうか、結局判断できない。一方かまぼこ側だが、明らかにクラックらしき物の検出はできていない。結局今回も断定的なことは言えなかった。
となると、全く別の方法でトライするしかない。フルードの漏れがないマスターバッグについているマスターシリンダーにクラックらしきものがなければ、クラックからフルードは漏れていないことになる。となると、クラックがあれば、そこからフルードが漏れ出したと言えるようになる。
次頁では、フルード漏れが発生していないシングルカムターボのマスターバックを分解し、クラックらしきものが存在するかどうかを確認してみる。