半ドアになる病の対策など、その1
今回、一番遠くからやってきていただきました。
半ドアになる病の対策がされていた。半ドアになる病とは、ちゃんとドアを閉めたにもかかわらず、ドアを上げようとした時にガタがでる症状のこと。普通の車でこんなことになったらすぐ気がつくが、ガルウイングであるAZ−1の場合、ドアが自重で閉まり方向にいくため、半ドアだと気がつきにくい。
してその原因はというと、ドアロックの矢印部分に本来あるはずの「厚みのある黒いコーティング」が経時変化により取れてしまうことだ。厚みが無くなる分、ガタがでてしまうというわけ。
半ドアになる病になっているかどうかの点検方法は、黒いコーティングの有無のチェック、それから実際にドアを閉めた際、ドアノブを引かない状態でドアを開け(上に上げ)ガタの有無をチェックすることだ。
対策方法は2つ。1つは黒いコーティングのかわりになる接着剤をドアロック部分に塗ること、そして今回紹介するストライカー側での対策だ。ストライカーの一部に、ガタを埋めるだけの厚みを持たすようなスペーサーみたいなものをかぶせればOK。簡易的にはビニールテープを巻くという方法もあるのだが、柔らかすぎてすぐに変形して見栄えが悪くなってしまう。それがイマイチという人には、こちらもお勧めだ。
今回は下の写真のようなものがかぶせられていた。
これ、電気のコードが極端に曲がって断線しないようにするためのカバーなのだ。次頁では、このカバーに適切なものを探して、実際に試してみる。
と、その前に、折れてしまったコンビスイッチネタを1つ。コンビスイッチのレバーが根本から折れてしまったのだが、レバーの中心にボルトを差し込んで、復活させたネタ。
実はこれ、2006年に行われたABCミーティングでのネタの進化形なのだった。それにしても、あれから14年も経過してしまったのか・・・