結局、このオルタネータは正常に発電するのか??

 最後になったがいよいよ結論。ベアリングに難がある点はおいといて、この水没オルタネータは正常に発電するのだろうか。車に取り付けてみた。その結果がこれ。なおベアリングは交換していない。



 エンジン始動前の電圧は約12.9V。エンジンをかけると14Vほどになり、エンジン回転数を上げても電圧はそんなに上がらない。つまり、正常ということだ。水没したオルタネータは壊れることなくちゃんと作動するのである。
 もともと水がかかることが想定されている部品であるし、レギュレータなどの肝心の電気系はモールドされていて水が入らないようになっている。水が入らないようになっているのであれば、水没しても問題無く動くわけだ。


 洪水で水没した車がどんどん廃車になるが、動かそうと思えば恐らく動くのだろうと思われる。ただ、このオルタネータのように、分解してゴミを出して、さらにはベアリングを交換するということになると、それから万一出火するリスクを考えると、廃車する方が手っ取り早いのだろう。その分新車も売れるし。



 オルタネータの件はこれでおしまい。次回は、水没したスターターが正常に作動するかを確認する。