ミッションの分解、トランスミッションケース・ライト側を見る
ミッションケースは2分割になっている。あれやこれやと部品を外してミッションのギヤ類を取り外そうとしたところ、ギヤ類一式が「トランスミッションケース・レフト」側にひっついてしまった。普通は「トランスミッションケース・ライト」側にギヤ類一式が付いてくる。
ここで、トランスミッションケース・ライト」、即ちベルハウジングがある側を見ていき、水が入ってないか等を確認する。下の写真は、写真下側が実車の下側になる(実際より少し斜め右を向いているが)。
ドライブシャフトが入るオイルシールを見てみると、砂が少々入っていた。
ミッションケースの下をみると、水こそ発見できなかったが何か付いている。
底の汚れを撮影したもの、指でこすると取れるような細かい汚れだった。汚れの成分は不明。ただ、普通のミッションにはこんな汚れはない。
水や砂の浸入源として、スピードメーターケーブルなどが考えられる。が、Oリングがあるためここが浸入源である可能性は低いと考える。また、スピードメーターケーブルには簡単なゴムの蓋もある。一応止水効果があるかもしれない。
砂はケース内にも混入していることが明らかになった。次頁では、トランスミッションケース・レフト側を見ていく。