このカネいったいどこ消えた?? ヘリコプター編

 実はロードスター30周年ミーティングは、20周年ミーティングと比較してコスト低減が図られたと考えられる部分があった。金額的にみても相当の額になると考えられる。この手のミーティングにかかった経費は「聞かぬが花」という面が多々ある。というのも「お友達価格」で安く運営されていた場合、それが表に出ると一般の人との不公平感が一気に高まるからだ。そうなると、最悪ミーティングの開催もできなくなり、誰のメリットにもつながらない。

 が、ここで取り上げる金額は、お友達価格というには少々度が過ぎている。あくまでも邪推だが、浮いたカネは以下のことに使われたのではないか?

1.2017年に行われる予定だった「Be a Driver Experience」が台風の影響で中止となった。
2.中止の場合、もともと返金されない約束だったが、結局返金作業が行われた。なお私は返金を受けず、そのまま寄付した。
3.返金があったとなると、設営にかかった経費は主催者持ち。
4.「Be a Driver Experience」と「ロードスター30周年ミーティング」の主催者は、名義こそ違えど実質同一である。
5.その穴埋めの代金に、ロードスター30周年ミーティングで浮いたカネが当てられた。
 とまあこんな筋書きが考えられるが、あくまでも邪推。


 住所ははっきりとは示さないが、「Be a Driver Experience」と「ロードスター30周年ミーティング」の事務局の住所は同じであった。



 ではどんなところが違っていたのか。まずパレードを撮影するヘリコプターの数。20周年は2機だったが、30周年は1機だった。取材のヘリなので無料かもしれないが、ヘリを飛ばして取材するほどのものでもない。となると、カネを出して飛んでもらっていたと考えるのが自然だ。


 まずは20周年ミーティングのヘリの数。2機が確認されている。




 一方で30周年ミーティングのヘリの数。1機だ。



 その1機だが、機体記号から同じヘリであることがわかった。このヘリは、広島のローカル局であるRCC中国放送が飛ばしているものだ(登録は朝日航洋)。


 ヘリの数が2機から1機に減少。数字の取れそうもない三次のパレードランの撮影に、いくばくかのカネを出さずしてヘリは飛んでくれないだろう。差額1機分、このカネいったいどこ消えた??もっと安上がりにできるドローンで十分じゃないのか??
 浮いたカネが、自動車趣味の本道に還元されるのであれば、文句はないのだが・・・