P100-61-211の場合



 このホースは、ヒーターコアへと繋がるホースだ。同じものが2本使われている。上が23万キロ走行したもの。ヒーターコア側に繋がっている方は、カッターで裂いて取る必要がある。そうしないと真鍮でできたヒーターコアのホース接続部が変形してしまうからだ。



 左側の写真が走行23万キロ・放置3年のホース。右側が新品だ。1mmほど太くはなっているが、新品と比較してもほとんど変化無し。




 以上、走行23万キロ・放置3年のホースをみてきた。マツダ品質のホースで比較した結果、7.8万キロも23万キロも顕著な変化がなかった。走行距離が支配的なのか、経時変化が支配的なのかという当初の問いに対しては、いずれも影響度は小さいと考えられる、という答えになる。結果的にはまだまだ持つと判断されるが、そうはいっても気持ち悪いので、定期的な交換をお勧めする。

 今回はこれでおしまい。次回はホース比較ネタ最大のイベントである、23万キロ網無しホースの状態を見ていく。もはや奇跡である。